リムロック2003N 装置の説明


1. はじめに
  『リムロック2003N』は、マンションや集合住宅および 一般の既に設置されている玄関開き戸(スイングドア)に後付けすることにより、部屋の内外からリモコンで玄関の開閉および施錠/開錠(ロック装置)を連動で遠隔操作することができる装置です。
  『リムロック200N』は ご好評頂いておりました「リムロック2003」の後継機として開発されたもので、本体は より高出力、コンパクトでスマートな形となりました。
  また、電磁錠もカンヌキ方式から締め付け力200sの電磁ロック方式とし、リモコン、テンキーによる操作に加え、非接触タグによる操作が可能となり 一層使い易くなりました。


リムロック2003設置例


2. 装置の構造と仕様
  『リムロック2003N』の本体は、制御ボックス・電波受信ユニット・油圧ユニット・扉開閉装置等をベースフレームに装着し、カバーで覆った一体型構造です。
  スイングドアは開閉方向により、「押し開き」と「引き開き」、および「右勝手」と「左勝手」があります。ドアの開閉はスライドレバーを介して開閉します。操作用無線リモコン1台、非接触リーダー用IDカード2枚および暗証番号設定等に使用するマスターカード1枚は、標準付属品です。
  さまざまな障害に対応するためのオプションですが、呼気センサーや音声による環境制御機器やインターフェイス(人感センサー・タッチスイッチ・マットスイッチ)などによる操作も可能です。


2−1. 制御ボックス
  制御ボックスは、受電部・油圧モーター駆動電源部・制御回路部からなり、『リムロック2003N』の運転制御はすべてこの制御回路によって行われます。
  すなわち、電源ユニット部により家庭用AC100V 50/60Hzから制御用・駆動用直流電圧に変換され、扉の開閉・施錠/解錠などは、マイコンにより運転制御が行われます。
  また、停電時対応用のバッテリ電源の追加も可能です(オプション)。


2-2. 電波受信ユニット
  電波受信ユニットはリモコンより発信される電波を受信して、制御マイコンに伝達します。リモコンからの暗号コードを解析して『リムロック2003N』のIDコードを判別し、コードの照合を行ってIDの一致したユニットのみ作動します。


2−3. ドライブユニット(モーター減速機)
  ドライブユニットはブラシレスDCモーターを使用して、減速機はアルミダイキャスト製です。これにより大きな駆動力と低騒音で、高い耐久性を実現しています。


2−4. 扉開閉装置(回転軸・開閉機構)
  扉開閉装置は 回転軸に固定したレバーを、スイングドアに取り付けたガイドレール内を移動させ扉を開ける装置です。(状況によっては、レバーをドアに固定して開閉するリンクレバー方式を採用することもあります。)
  扉を閉めるときは、ドアクローザと同じ原理で油圧リリーフ弁により 最適な速度に調整することができます。


2-5. 施錠装置
  施錠装置は電磁力による吸着方式です。ドアまたはドア枠に設置された電磁石と相手側ドア枠またはドアにに取り付けられた磁力間の隙間が3mm以下になった時に応答し、強力に締め付けます。隙間が3mm以下のため、小さなお子様が指を挟まれる心配はありません。
ドアのリモコンの「開」操作に連動して開錠され、ドアが閉まれば自動的に施錠されます。リモコンの他 室内側では解除ボタン、室外側ではテンキーの暗証番号または非接触IDカードでロックを解除すると、ドアは自動で開きます。

  
  

リモコン


2-6. リモコン
  リモコンはマウス形で持ちやすく、開/閉2ボタン式簡易防水構造です。 水中に落とした場合には、浮くように設計されています(長時間は不可)。
  発信電波は300MHz帯の微弱無線電波を使用していますので、申請は不要です。電波の到達距離は見通しで5〜10m程度です。
  信号電波はリモコン毎に異なったIDコードを用いて、セキュリティに万全を期しています。
また、電源には電気店等で容易に手に入る3Vボタン電池(CR-2032)を使用しています。


2-7. 標準付属工事
  『リムロック2003N』の本体に含まれる標準工事とその部品は、電源供給コンセント(付属範囲外)から制御ボックスまでの電源コード1.5m(プラグ付)配線工事、および各機器取付金具・ネジ一式です。


3. 『リムロック2003N』採用のご検討に当たって

3-1.『リムロック2003N』の標準仕様
@ 標準仕様は、レバースライド式・押し開き右もしくは左勝手(ドア内側から見て左ヒンジ・右側ノブ)で開き方向は内開き、外開きの指定が必要です。
A マンションや住宅のスイングドア上部に、本体取り付け可能なスペースがあるものとします。
B 電源供給コンセントは制御ボックスから1.5m以内にあるものとします。
C スイングドアの標準の大きさは、幅914mm・高さ2100mmです。


3-2. 『リムロック2003N』のオプション仕様
上記標準仕様と異なる場合はオプション仕様となりますので、ご相談ください。
例えば:
@ 複数箇所の『リムロック2003N』を同時に操作する場合
→ 複数のスイングドアを1台のリモコンで一斉に開閉することは可能ですが、各制御機器はドア毎に必要です。
A スイングドア2枚・両開きの場合
→ 2枚のドアには連装機能が必要となり、動作設定方法が必要です。(両開き用機種を選定)
→開き方は同時開閉、右先開き 左先開き等可能です。


3-3. スイングドアに『リムロック2003N』を後付けする場合、下記の点に留意してください。
@ スイングドアの動きがスムーズであり、ヒンジ部にガタツキや扉に歪みがないこと。
(ヒンジの摩耗が甚だしい場合には、予め修理をお願いします。)
A スイングドアの寸法が極端に大きかったり、逆に小さかったりする場合にはご相談ください。
(幅1000mm・高さ2100mmを越えるもの、幅800mm・高さ1500mm以下のもの)
B 『リムロック2003N』を取り付けるため、ドア・壁などに穴あけ・貼付け等の加工をしますので、マンションや集合住宅にご採用の場合にはその許可が必要です。
C 3階以上の強風域、およびそれ以下でも強風が吹く場合では、正常に作動しないことがあります。


3-4. 主な仕様

電力・消費電力 AC100V 50/60Hz 最大消費電力200W
ドア開閉時間 開: 3〜6秒(可変) 閉: 3〜10秒(可変)
開閉トルク 開: 38〜48.1N・m 閉: 23〜30.1N・m(全開近く)
使用(保証)環境 周囲温度: 0℃〜40℃(氷結不可) 周囲湿度:20%〜90%RH(結露不可)
保存環境 周囲温度: -20℃〜+55℃(氷結不可) 周囲湿度:20%〜85%RH(結露不可)